男性の育児休業って実際どうなの?【経験者談】②

育児

ウッホー!皆さん!ゴリラです!

前回の記事に続き、現在1年間の育児休業を取得中のパパゴリラが、経験談を交えながら育児休業の実際をお伝えしていきます。

本記事で解説するのは、育児休業を取得するデメリットを軽減する方法と、育児休業を取得する際に気を付けないといけないことについてです。

前回の記事を読んでから本記事を読んでいただいた方が、内容が分かりやすいと思いますので、お時間のある方は、前回の記事からご覧ください。

男性の育児休業って実際どうなの?【経験者談】①
上司「え!男が育休とって何すんねや!」ゴリラ「育児だバカ!」

育児休業のデメリットを軽減する方法

前回の記事では、育児休業のデメリットを以下の3つ紹介しました。

  • 育児休業期間中は収入が減少する
  • 昇進が遅れる可能性がある
  • 周囲へ負担をかける可能性がある

では、それぞれのデメリットを軽減するためにゴリラが実践している方法を紹介します。

育児休業期間中の収入の減少

育児休業中は、「育児休業給付金」が支給されますが、支給額は休業開始時賃金の67%(休業開始から6か月経過後は50%)となり、休業前よりも収入が減少します。これは、家計にダメージを与える大変大きなデメリットですね。

節約しましょう!!

申し訳ございません。これに関しては、節約しかありません。入ってくる金額は決まっていますので、できることは、いかに支出を少なくするか、これにつきます。

節約についての詳細は、専門のブログやサイトでご確認して頂きたいのですが、我が家では、外食を減らしたり、衣類の購入を控えたり、外出先をお金のかからない場所(弁当持参)にしたりしております。

意外と、家計をじっくり見てみると1~2割ほどは削れる場合も多いのではないでしょうか。安売りの日に自転車で走り回って、育児休暇期間を乗り切りましょう!!

昇進が遅れる可能性がある

所属する会社等によって可能性の有無は違ってくると思いますが、前回の記事でもふれたように、実際に育休から復帰後に閑職に異動になる会社等があることは事実です。

こちらのデメリットの軽減方法は、育児休業期間にスキルアップ!です。

会社の方針を変えることは不可能でしょう。しかし、自分のスキルを高めることは出来ます

子どもが何人いるか、また、年齢はいくつかによっても状況は変わりますが、育児休業中は、取得前に比べると少しだけ時間に余裕があります。

我が家の場合、2歳の長男と1ヵ月の次男がおりますが、長男が昼寝をしている間と、長男が就寝する20時以降は、時間に余裕があります。それ以外の時間は、家事に育児に基本的にはドタバタしておりますが、長男が昼寝をする2時間~3時間、取得前よりも自由な時間が確保できています。

その空いた時間で、本を読んでも良いし、資格の勉強をしても良いわけです。そうする事で育児休業を取得する前よりもレベルアップして会社等へ復帰することが出来ます。

そうすれば、会社もあなたを閑職に置いておくことはしないでしょう。もったいないですから。

もし、「育児休業を取得した」という事実にいつまでもこだわる様な会社等にお勤めの場合は、転職も考えてはどうでしょうか。育児休業中に身に付けたスキルは、転職にも当然有利に働くはずですよ。

周囲へ負担をかける可能性がある

「可能性がある」と書きましたが、育休代替要員を用意してくれるような優しい企業はまだまだ多くはありませんので、これは確実に起きると考えて差し支えないでしょう。

このデメリットを軽減する方法は、育休取得前から、もっと言えばパートナーが妊娠する前から、周囲の手助けを積極的に行うことです。

周囲の人たちの心の中は見えません。あなたが育児休業中に業務の負担増を実感して、「あのヤロウのせいで、、、。」と考えている可能性も十分にあります。しかし、あなたが職場で「良い人」であれば、その人が普段からあなたに助けられていると感じていたら、少しは感じ方も違うのではないでしょうか。

もちろん、これは、育児休業を取得する側の願望であって、実際は好意的に受け取ってくれる方はいないかもしれません。しかし、同僚と良好な関係を築くことは、あなたにとってもプラスになるはずです。

育児休業を取得するという事は、すなわち、同僚に負担を強いるという事です。悲しいかなこれは紛れもない事実です。育児休業取得を考えている方は、この事実を念頭に置いて、普段から周囲の方に尽くしていく必要はあるのではないかと、個人的には考えています。

育児休業を取得する際に気を付けないといけないこと

続いて、育児休業に入る前に行うべきことは、以下の4つです。

  • 周囲への根回し
  • 仕事の引継ぎ
  • 育児休業給付金の支給申請
  • 所属する会社等へ必要書類の提出

周囲への根回し

個人的には、育児休業取得前にはこれがもっとも重要だと考えています。

ここでいう周囲とは、上司と同僚のことです。育児休業を取得するのであれば、周囲へその意思を伝えるのは早ければ早いほど良いです。ゴリラは、妊娠安定期に入ってすぐに、育児休業取得の意思を直属の上司(課長・部長)、同僚、別の部署のお世話になっている方に伝えしました。

デメリットでもお伝えしましたが、人員が1人減ると、周囲の負担が増えます。なので、管理職はそういった情報はなるべく早く把握しておきたいはずです。1人減るまでに時間の猶予があれば、仕事の割振りを考えたり、人事部に人員の補填について相談したりすることが出来ます。

また、管理職ではない同僚においても、受け入れて頂く時間があった方が良いのではないかと思います。逆の立場になってみれば、一か月前にいきなり仕事の負担が増えることを知らされては困ってしまいます。早めに知っていれば、早めに片づけられる案件は片づけて、あなたが育児休業に入った後に負担が増えたとしても、うまく仕事を組み立てられることが出来るかもしれません。

もちろん、育児休業を取得するかどうか迷っていて、なかなか決められない場合もあるかと思いますし、制度上は休業開始の1ヵ月前までに申請すればよいと定められていますが、なるべく、早めに周囲へ取得の意思を伝えることをおすすめします。

仕事の引継ぎ

こちらは、前項の「周囲への根回し」とも関連してきますが、気持ちよく育児休業へ入るためには、仕事の引継ぎは必須です。これが不十分だと、周りに迷惑を掛けるだけではなく、育児休業中にもかかわらず職場から電話がかかってきて、仕事のことで時間がとられる、という事態になりかねません。

手元の仕事を全て引き継ぐのは当然ですが、客先や各業務の引継書やマニュアルを作成しておくことも必要でしょう。

育児休業中は周囲へ負担を掛けてしまうということを念頭に置いて、周囲の人たちがなるべく仕事をしやすい状況を作ってから育児休業へ入るようにしましょう。

育児休業給付金の支給申請

育児休業給付金は、育児休業を取得するだけでもらえるわけでは無く、申請が必要です。申請方法については、所属会社等の総務部などに問い合わせてみて下さい。

また、給付金の入金日は給料の振込日と異なることがありますので、こちらも併せて確認しておいた方が良いかと思います。

所属する会社等へ必要書類の提出

こちらは所属先によって書類が異なるかと思いますので、総務部等に問い合わせてください。育児休業に気持ちよく入る為には、提出物も完璧にしておきましょう。

まとめ

前回分と合わせて、2つの記事にわたって男性の育児休業について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。2つの記事を通してゴリラが伝えたかったことは、「育児休暇は取得するべき!だけど、ちゃんとやることやってからね」ということです。

前回の記事で書きましたが、育児休業は素晴らしい経験を我々に与えてくれます。その経験と子どもが1歳になるまでの時間は、決してお金では買えません。

子どもとの関係がスタートするタイミングに、家族が揃って同じ時間を過ごすことで、その後の親子関係、夫婦関係にとても良い影響があるのです。

さまざまな事情から、育児休業取得を迷う男性が多くいらっしゃるかと思います。そんな方々の背中をそっと押す手助けができればと思い、ゴリラの思いを記事にいたしました。

ゴリラの育児休業はまだまだ続きますので、育児休業を取得することで得られた経験や発見を今後も発信していこうと思います。お時間があれば、また本ブログを訪れて頂ければ幸いです。長文に加えて乱文ではございますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、ひとまず、さようなら。

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